2021.04.03
こんにちは、太郎です。
日本の個別株式を10年以上運用しています。
数年前から、ちょっとした習慣を身に着けたことで、劇的に運用効率が上がりました。
私の経験を紹介するので、ぜひ踏み台として利用していただければ嬉しいです。
プロフィール
40代のバツイチ&子なしのさえないサラリーマン。
金融資産運用以外の副業にもチャレンジ。ただチャレンジするも、未だに収益0円。
副業の役に立つと思い、FP2級とAFP資格も取得。
一流大学の出身でもなく、お金持ちの家系でもなく、宝くじも当たっていない凡人。
今年の目標は、「入金力+運用益(含み益込み)」で年間300万円増加させること!
「ほったらかし」投資のチェックはこの3つ!
※個別銘柄の売買を推奨してる訳ではありません。売買は自己責任でお願いします。
日本株式を購入したけど、「売り時が分からない!」って思っている方も多いと思います。
私の場合は、「見込んでいた会社の姿」と「現状の会社の姿」に大きなギャップが発生した時に、売却を検討します。
検討方法は、とても簡単な方法です。
- 日経新聞
- 会社四季報
- 会社のHP or 企業からの郵送物(株式関係書類、定時株主総会決議、等々)
以上、3点になります。
具体的な例で紹介します。
出前館(2484)
特色:出前仲介サイト『出前館』を運営。配達代行業務、飲食店向け酒類通販も展開。
特色、画像はSBI証券より引用:国内株式|SBI証券 (sbisec.co.jp)
私は2017年8月21日に購入しました。
購入理由は、「食事の配達代行業務」の需要が伸び、「配送業務のノウハウ蓄積」による他社の参入障壁を作ることが出来ると考えたからです。
しかし、最近気になる出来事があり、保有継続or売却を検討せざるを得ない状況になりました。
検討方法①「日経新聞」
3月27日の日経新聞に「出前館が最終損益96億円の赤字」との記事があり、売却を検討するきっかけになりました。
正直、びっくりしました。コロナ禍で「食事の配達代行業務」の需要が高まっているはずなのに大幅な赤字。前年同期の最終損益9億4,000万円の赤字→96億円の赤字へ。
しかも前年同期とは、2019年9月~2020年2月でコロナ禍前で、「食事の配達代行業務」の需要が高まる前の決算です。
検討方法②「会社四季報」
ちょっと心配になったので、2021年新春号の会社四季報を確認しました。
会社四季報 2021年2集・春号 [雑誌]価格:2,300円 (2021/4/3 06:37時点) 感想(8件) |
※日本個別株式に中長期で運用するのであれば、会社四季報の活用をお勧めします。
これを見ると、もともと厳しい見通しで、それが現実になった印象です。
来期の2022年8月決算も営業利益、経常利益ともに赤字予想。(会社四季報)
ただそれだけでは、納得できなかったので出前館のHPでIR情報を確認することにしました。
検討方法③「会社HP」
IR情報 | 株式会社出前館 (demae-can.com)
私が見ているポイントを解説します。
<表の見方>
表③:2020年12月~2021年2月の決算
表④:表③÷表①(2019年12月~2020年2月の決算)で前年同期比
表⑤:表③÷表②(2020年9月~2020年11月の決算)で前期比
<私が見ているポイント>
「売上計」は前年同期比310.0%(表④)、147.5%前期比(表⑤)と大幅に伸長。これは素晴らしいです。
「売上原価」は前年同期比582.0%(表④)、205.6%前期比(表⑤)と大幅に伸長。これが非常に問題だと判断しています。
表④より「売上計」を310.0%するために、「売上原価」を582.0%必要となるビジネスモデルになっています。表⑤も同様の傾向が変わっていません。
売上を伸ばすために、それ以上の売上原価が必要になる状態です。
決算発表では営業赤字なので、今と同じ手法で売上を伸ばせば、伸ばすほど赤字額は巨額になる状態。
出前館(2484)購入当初は、「食事の配達代行業務」の需要が伸び、「配送業務のノウハウ蓄積」による他社の参入障壁を作ることが出来ると考えていました。
<私が考える現在の状況>
「食事の配達代行業務」の需要は、コロナ禍で非常に伸びています。(表の売上計より判断)
「配送業務のノウハウ蓄積」による他社の参入障壁は、出来ていないです。(売上を伸び以上の売上原価を必要としている現状より判断)
<直近の出前館株価推移>
シェア拡大路線で、市場を制圧できれば状況が変わるかもしれませんが、現時点では厳しい見通しです。
以上のように
- 日経新聞
- 会社四季報
- 会社のHP or 企業からの郵送物(株式関係書類、定時株主総会決議、等々)
を活用しながら、時々株価チェックをしています。
ただ基本は「ほったらかし」運用です!
ストック型のメイン口座
※入出金の予定のない資金口座
先月比101%で約29万円の含み益増加です。
経済指標は100%~102%なので、ほぼトレンド通りです。
入金力勝負の楽天証券口座
※2020年11月より「入金力+資産運用」で2025年末までに1,000万円を目指す口座です。
※この口座での取引は、すべてオープンにする予定です。ただし、投資は自己責任でお願いします
現在の運用状況です。
昨年11月に楽天証券の口座を開設し、米国個別株にも挑戦中です。
やっと、すべての銘柄がプラスになりました。嬉しいです。
投資信託のインデックス・ファンドと米国株式を比較すると、現在はインデックス・ファンドの方が成績がいいです。
ただ個別株は、楽しいので無理のない範囲で継続しますし、損益率でもインデックス・ファンドを超えることを目指します!
もし投資にご興味のある方は、楽天証券の口座開設方法もあるので参考にしていただけると嬉しいです。
最後に!
新社会人の皆様。
社会人デビューおめでとうございます!
せっかくなので、少額でも良いので資産運用を始めることをお勧めします。
私は、20代後半から始めていますが、「もっと早くから始めていればよかった!」とちょっぴり後悔しています。(もちろん資産運用は、自己責任でお願いします)
最後までありがとうございました!
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